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【決定版】双眼鏡で天体観測をするならこれ!おすすめ8選と土星・月の見え方

知識・お悩み

こんにちは、「双眼鏡ナビ」のSOUです。

ふと夜空を見上げたとき、「あの星をもっと近くで見たい」と感じたことはありませんか?

でも、いざ「天体観測を始めよう」と思っても、いきなり高価な天体望遠鏡を購入するのは勇気がいりますし、組み立ても難しそうで躊躇してしまいますよね。

実は、そんな天体観測の第一歩として、そしてベテランになっても手放せない最強のパートナーとなるのが「双眼鏡」なんです。

「双眼鏡で天体観測」について調べ始めると、倍率や口径といった専門的なスペックの話や、「土星の輪は見えるのか?」「月を見てはいけないという噂は本当なのか?」といった疑問がたくさん出てきて、少し混乱してしまうかもしれません。

この記事では、専門用語に悩まされた過去の私自身の経験も踏まえつつ、初心者の方が失敗しない機材の選び方や、実際の天体の見え方について、分かりやすく丁寧に解説していきます。

記事のポイント
  • 土星や月のリアルな見え方と観測のコツ
  • 「月を見てはいけない」説の真相と注意点
  • 上手く観測するための攻略法
  • 失敗しない双眼鏡の選び方とおすすめ機種
  1. 【双眼鏡で天体観測】実際の見え方は?
    1. 実際に土星の輪は双眼鏡で見える?
      1. 木星のガリレオ衛星は”必見のショー”
    2. 双眼鏡で月を見てはいけないは本当?太陽は?
      1. 月を見るなら「欠け際」を狙え
    3. 星雲や星団の見え方と倍率による違い
      1. 宝石箱のような「すばる」と神秘的な「星雲」
    4. 手ブレを防ぐ三脚の活用法と正しい使い方のコツ
      1. 手ブレには”三脚とビノホルダー”
      2. 視度調整は「観測前の確認」がカギ
    5. 失敗しない選び方|重要な”倍率と口径”の関係
      1. 「7×50」が王道と呼ばれる理由
        1. 知っておきたい「街中での見え方」
        2. 迷ったらどうする?
  2. 【双眼鏡で天体観測】おすすめの双眼鏡8選
    1. ①【軽量・初心者部門】首が疲れない!手軽に星空散歩
      1. 【本命】Kowa YFII 30-6 (6×30)
      2. 【対抗】VixenアトレックII HR8×32WP
    2. ②【王道・本格部門】教科書通りの美しい星空を見たいなら
      1. 【本命】Vixen アスコットZR 7×50WP
      2. 【対抗】Nikon アクションEX 7×50 CF
    3. ③【コスパ・入門部門】予算1万円以下で探すなら
      1. 【本命】Kenko ミラージュ 7×50
      2. 【対抗】PENTAX Jupiter 8×40
    4. ④【本格派・一生モノ部門】色滲みのない「本物」の感動を
      1. 【本命】Nikon モナーク M7 8×42
      2. 【対抗】Kowa BDII 42-8XD
    5. 【比較まとめ】今回ご紹介したおすすめ双眼鏡一覧
    6. まとめ:双眼鏡で天体観測を始めてみよう!

【双眼鏡で天体観測】実際の見え方は?

【双眼鏡で天体観測】実際の見え方は?
双眼鏡ナビ:イメージ

双眼鏡は単に遠くのものを大きくするだけの道具ではありません。

覗いた瞬間、肉眼では見えなかった無数の星が映し出し、まるで自分が宇宙空間を浮遊しているような没入感を与えてくれるツールです。

望遠鏡が一点を拡大する「顕微鏡」のような役割なら、双眼鏡は広い範囲を切り取る「広角レンズ」のような楽しみがあります。

では、実際に私たちの目には天体がどのように映るのでしょうか。

過度な期待でがっかりしないためにも、リアルな見え方と楽しみ方のコツをお話しします。

実際に土星の輪は双眼鏡で見える?

【双眼鏡で天体観測】実際に土星の輪は双眼鏡で見える?
双眼鏡ナビ:イメージ

天体観測といえば、やはり憧れるのは「土星の輪」ですよね。

「双眼鏡を使えば、あの特徴的な輪がくっきり見えるはず」と期待して覗いてみると、最初は少し拍子抜けしてしまうかもしれません。

正直にお伝えしますと、一般的な手持ちサイズの双眼鏡(倍率7倍~10倍程度)では、図鑑で見るような「本体と分離した輪」を見ることは物理的に難しいのが現実です。

実際に覗いてみると、周囲の恒星が鋭い「点」に見えるのに対し、土星は少し横に伸びた「楕円形の光の粒」や、本体の両脇に耳がついたような形に見えます。

「あ、ただの丸い点ではないな。これが輪の存在なんだな」と認識できるレベル、というのが正直なところです。

でも「なんだ。それだけしか見えないのか……」と残念に思わないでください!

双眼鏡での惑星観測の醍醐味は、その「存在感」をリアルタイムで感じられることにあります。

木星のガリレオ衛星は”必見のショー”

土星の輪の分離は難易度が高いですが、木星に双眼鏡を向ければ感動的な光景が待っています。

木星本体のすぐ両脇に並ぶ、4つの小さな光の点「ガリレオ衛星」は、一般的な双眼鏡でも驚くほどハッキリと見ることができます。

これらは毎日めまぐるしく位置が変わるため、数日間続けて観測すると、「昨日は右にあった星が今日は左にいる」といった変化が分かり、宇宙の動きを肌で感じられて感動しますよ。

もし、どうしても土星の輪を「分離して」見たい場合は、最低でも20倍以上の倍率が必要になり、大型の双眼鏡や天体望遠鏡の出番となります。

まずは双眼鏡で、「宇宙の広がり」と「惑星の実在感」を感じることから始めてみませんか?

双眼鏡で月を見てはいけないは本当?太陽は?

これから天体観測を始めようとする方の中で、「月を見てはいけない」と聞いたことがある方もいるんじゃないでしょうか。

結論からお伝えすると、双眼鏡で月を見ることは全く問題ありません。

むしろ、月は双眼鏡で最もディテールが見えやすく、迫力を感じられるので観測するにはおすすめです。

では、なぜそのような誤解が生まれたのでしょうか。

おそらく、絶対にやってはいけない「太陽の観測」と混同されているか、満月の眩しさが原因である可能性が高いです。

【絶対禁止】太陽は一瞬でも見てはいけません
双眼鏡や望遠鏡で太陽を見ると、レンズが集めた強烈な光と熱で、網膜が一瞬にして焼かれ、失明する恐れがあります。日食の時であっても、専用の機材がない限り、絶対に双眼鏡を太陽に向けないでください。(出典:国立天文台『日食を安全に観察するために』

太陽は絶対に見てはいけませんが、月に関しては安全に見ることができます。

ただ、満月の時は太陽光を正面から反射しており非常に強烈な光となるため、長時間見ていると目がくらんでしまうことがあります。これが「見てはいけない」と誤解されている理由かもしれません。

月を見るなら「欠け際」を狙え

双眼鏡で月を見るなら、実は「満月」よりも「三日月」や「半月」のほうが断然おすすめです。

満月は正面から光が当たっているため影がなく、のっぺりとした平坦な円盤に見えてしまいます。

一方、欠けている月は横から光が当たっています。

そのため、光と影の境界線である「欠け際」付近では、クレーターの凹凸に長い影が落ち、非常に立体的な迫力を持って目に飛び込んでくるのです。

その荒涼とした月面の世界は、まるで月面旅行をしているような気分になれますよ。

星雲や星団の見え方と倍率による違い

双眼鏡がその本領を最大限に発揮するのは、月や惑星といった「点」の天体よりも、星が無数に集まった「星団」や、ガスが淡く広がっている「星雲」を見たときです。

実は、こうした天体は夜空の中で意外なほど広い範囲に広がっています。

そのため、倍率が高く視野の狭い天体望遠鏡で覗くと、全体像が入りきらずに「何を見ているか分からない」ということがよくあります。

そこで双眼鏡の出番です。

双眼鏡ならではの「広視界」で空を切り取ることで、初めてその美しい全体像を捉えることができるのです。

宝石箱のような「すばる」と神秘的な「星雲」

例えば、冬の夜空に見える「すばる(プレアデス星団)」をご存知でしょうか?

肉眼では6個~7個の星がなんとなく集まっているように見えますが、双眼鏡で覗いた瞬間、その周辺にある数十個もの青白い星々が一斉に輝きだし、まるで宝石箱をひっくり返したような美しさに息を呑みます。

この「星の集まり」を余すことなく視界に収められるのは、双眼鏡だけの特権です。

また、秋の夜空にある「アンドロメダ銀河」は、空の暗い場所で双眼鏡を使うと「中心が明るく、周囲にぼんやりとした楕円形の光」が広がっている様子が見えます。

「なんだ、光か」と思われるかもしれませんが、それが数百万光年も彼方にある銀河からの光であり、今まさに自分の目に届いていると知って眺めると、その淡い光がいとおしく感じられるはずです。

このように、天体望遠鏡が「特定の星を拡大して見る」ツールなら、双眼鏡は「宇宙の景色そのものを楽しむ」ツールだと言えます。

ただ、この景色を最高に楽しむためには、「攻略しなければならない事」があります。

次は、その対策についてお話しします。

手ブレを防ぐ三脚の活用法と正しい使い方のコツ

「せっかく双眼鏡を買ったのに、星がきれいに見えない」「目が疲れる」というお悩みをよく耳にします。

その原因は「ピント合わせ」の不備か、「手ブレ」で起こることが多いです。

倍率がある分、わずかな手の震えがダイレクトに視界の揺れとなり、星が「点」ではなく不規則に動く「線」のように見えてしまいます。

これでは暗い星の光がかき消され、満足に見ることができません。

手ブレには”三脚とビノホルダー”

手ブレを防ぐための最も確実な方法は、やはり「三脚」を使うことです。

多くのメーカーでは双眼鏡を三脚に固定するための「ビノホルダー(三脚アダプター)」というアイテムが販売されています。

出典:ルーペスタジオ|楽天市場

双眼鏡には、中央の軸部分にこのビノホルダーを取り付けるためのネジ穴が隠されていて(キャップで覆われていることが多いです)、これを使ってカメラ用の三脚に双眼鏡をしっかりと固定します。

すると驚くほど世界が変わるんです!

視界がピタッと止まると、今までブレて消えていた暗い星々が背景から浮かび上がり、見える星の数が桁違いに増えるのです。

もし三脚をお持ちなら、ぜひ試してみてください。

💡リクライニングチェアという裏技
三脚がない、あるいは仰角(高い空)を見るのが首がつらいという場合は、「リクライニングチェア(キャンプ用など)」を活用しましょう。
深く座って背中を預け、肘をアームレストや自分の体にしっかり固定するだけで、手ブレは劇的に軽減されます。夏場ならレジャーシートを敷いて地面に寝転がるのもおすすめですよ。

視度調整は「観測前の確認」がカギ

また、観測を始める前には「視度調整」がズレていないか確認するクセをつけましょう。

「えっ、一度合わせたらそのままで良いんじゃないの?」と思われた方、正解です! 理論上は一度合わせれば固定でOKです。

ですが、バッグから出し入れする際にリングが擦れて回ってしまったり、暗闇で手が当たってしまったりして、「いつの間にかズレている」ことが実はすごく多いんです。

視度調整がズレていると、いくら真ん中のピントリングを回しても「なんかスッキリ見えない…」という状態になってしまいます。

それを防ぐため、まず双眼鏡を使う前に、以下の方法で確認するようにしましょう。

確認方法
  • まず、遠くの目標物を決めます。
  • 最初に左目だけで覗いてみます。もしピントが合っていなければ、中央の「ピントリング」を回して合わせます(合っていればそのままでOK)。
  • 次に右目だけで覗いてみます。もしピントが合っていなければ、右側の「視度調整リング」を回して調整します(合っていればそのままでOK)。

これを最初に行うことで、「星がきれいに見えない」といったことはぐんと減らすことができます。

もし、これまで調整してこなかった方も、上記のやり方で調整できますので必ず行ってくださいね。

失敗しない選び方|重要な”倍率と口径”の関係

いざ双眼鏡を選ぼうとすると、「7×50」や「8×42」といった数字が並んでいて、何を選べばいいのか悩んでしまいますよね。

ここで、先ほどお話しした「美しい宇宙の景色」を見るために最適なスペックの選び方を解説します。

「7×50」が王道と呼ばれる理由

長年、天体観測の王道スペックとして愛されているのが「7×50(倍率7倍、口径50mm)」です。

なぜこれが「王道」なのかというと、人間の目が暗闇で最も開いた状態(ひとみ径7mm)に合わせて双眼鏡の性能を最大限まで引き出したスペックだからです。

山奥やキャンプ場など、空が暗い場所で7×50を覗いたときの威力は絶大で、まさに「星の海」に溺れるような体験ができます。

そのため、「場所を問わず、星空を最大限楽しみたい」なら、7×50を選べば間違いありません。

知っておきたい「街中での見え方」

ただ一つだけ、知っておいてほしい特性があります。

7×50は非常に明るいため、街灯りが多い都市部で使うと、夜空の背景の明るさまで拾ってしまい、視界が少し白っぽく(グレーに)見えることがあります。

もちろん星は見えますし、明るいので見やすいのですが、「背景が真っ黒に引き締まった宇宙」を見たい場合は、あえて少し明るさを抑えた「8×42」や「10×50」を選ぶというテクニックもあります。

迷ったらどうする?

少しマニアックな話をしましたが、初心者の方はそこまで神経質にならなくて大丈夫です。

基本的には「手持ちなら10倍まで」と覚えておいてください。 10倍を超えると手ブレが激しくなり、三脚がないと星が踊ってしまってまともに見えません。

基本は「7×50」「8×42」といった、7倍~8倍のモデルが手ブレも少なく、初心者の方には特におすすめの「黄金比」と言えるスペックです。

【双眼鏡で天体観測】おすすめの双眼鏡8選

【双眼鏡で天体観測】おすすめの双眼鏡8選
双眼鏡ナビ:イメージ

ここからは、当サイトが自信を持っておすすめできる双眼鏡を厳選してご紹介します。

正直なところ、Amazonなどで検索すると何百種類も出てきて、どれが良いのか分からなくなりますよね。

そこで今回は、

という4つの目的に分けて、それぞれ「本命」「対抗」の2機種に絞り込みました。

ご自身のスタイルに合うものを探してみてください。

①【軽量・初心者部門】首が疲れない!手軽に星空散歩

「キャンプや旅行のついでに見たい」「重い機材は持ち歩きたくない」そんな方には、とにかく軽くて扱いやすいこの2つがベストです。

実は、初心者が失敗する一番の原因は「重くて持ち出すのが億劫になること」

だからこそ、軽さは正義なんです。

【本命】Kowa YFII 30-6 (6×30)

出典:ソフマップ|楽天市場店

👉️迷ったらまずはこれ!メンテナンスも楽な優等生

見た目がちょっとレトロで可愛いですよね。でもこの双眼鏡、中身は最新なんです。

何が良いかというと、倍率が「6倍」であること。

「え?8倍や10倍の方が良く見えるんじゃないの?」と思うかもしれませんが、実は逆です。

倍率が低い分、手ブレが起きにくくて視界が広い(実視界8.0°)ので、初心者でもパッと星を見つけられます。

重さも470gと500mlペットボトルより軽く、さらにレンズには「KRコーティング」という汚れを弾く加工がされているので、お子様が触って指紋がついてもサッと拭き取れます。

初めての1台に最適です。

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【対抗】VixenアトレックII HR8×32WP

出典:楽天ビック|楽天市場

👉️旅行やライブにも使える!390gの超軽量モデル

「Kowaのレトロな形よりも、現代的なデザインが好き」という方はこちら。

特筆すべきはその軽さ!390gしかありません。缶ジュース1本分とほぼ同じです。

こちらは筒が真っ直ぐな「ダハプリズム式」でバッグに入れやすく、倍率も8倍あるので、星だけでなく昼間のバードウォッチングやコンサートにも使い回しがききます。

防水性能もしっかりしているので、アウトドアで多少ラフに使っても安心ですよ。

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②【王道・本格部門】教科書通りの美しい星空を見たいなら

「重さは気にしない。とにかく明るくて美しい星空が見たい!」

そんなガチ勢の入り口に立つ方には、さきほどもご紹介した王道と呼ばれる「7倍×50mm」のモデルをおすすめします。

【本命】Vixen アスコットZR 7×50WP

出典:楽天ビック|楽天市場

👉️天体観測の基準点。迷ったらこれを選べば間違いなし

星を見る人たちの間で「まずはアスコット」と言われるほどの名機です。

レンズの直径が50mmと大きいので、光をたっぷりと集めてくれます。

覗いた瞬間に「うわっ、星の数が肉眼と全然違う!」と声が出る明るさです。

重さは1,015g1kg超えなので正直ズッシリきますが、その分、見え味は保証します。

「本格的な天体観測を始めたい」という決意があるなら、これがベストパートナーになってくれます。

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【対抗】Nikon アクションEX 7×50 CF

出典:楽天ビック|楽天市場

👉️タフに使える実力派。カメラ好きならニコン

アスコットの強力なライバルです。

性能は非常に近いですが、こちらはボディの剛性(ガッシリ感)がより強い印象です。

「カメラもNikonを使っている」「無骨でカッコいいデザインが好き」という方は、こちらを選ぶと所有欲が満たされますよ。

こちらも重さは1,000gですが、三脚に取り付けてじっくり覗けば、土星が「完全な丸ではない(耳がある)」様子もしっかり確認できます。

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③【コスパ・入門部門】予算1万円以下で探すなら

「続くか分からないから、最初から高いのはちょっと…」

その気持ち、すごく分かります。

でも、ホームセンターのワゴンで売っているような格安品は避けてください。

低予算でも「ちゃんとした光学メーカー」のもので、星見に使えるスペックを攻めるならこの2つです。

【本命】Kenko ミラージュ 7×50

出典:楽天ビック|楽天市場

👉️この価格でこの明るさは反則レベル

実売価格が1万円を大きく切るのに、レンズの大きさは「王道部門」と同じ50mm。

高級機と比べるとコーティング(マゼンタコート)の違いなどはありますが、それでも「明るさ50.4」という数値は本物です。

「お小遣いの範囲で、できるだけ大きなレンズが欲しい」という学生さんや、「とりあえず手元に置いておきたい」という方には最強の味方です。

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【対抗】PENTAX Jupiter 8×40

出典:楽天ビック|楽天市場

👉️50mmは大きすぎる…という方への最適解

ミラージュの50mmは明るいんですが、やっぱりデカイんです。

「もう少しコンパクトなのがいいな」という方には、レンズ径を少し小さくしたこちらの40mmがおすすめ。

PENTAXらしい見やすい視界に加え、重さも735gとミラージュより少し軽くなっています。

8倍あるので、月面のクレーターを少しでも大きく見たいならこちらが有利です。

④【本格派・一生モノ部門】色滲みのない「本物」の感動を

最後に、これまでの機種とは一線を画す「本物の領域」をご紹介します。

ここから紹介する2つは、「EDレンズ(KowaはXDレンズ)」という特殊な高級ガラスを使っています。

これまでの双眼鏡では、月や金星のような明るい星を見ると、どうしてもフチに「青や紫の滲み」が出てしまいました。

でも、このクラスの双眼鏡はそれがありません。「宇宙の黒」と「星の白」だけの、息を飲むほどクリアな世界が広がります。

価格は上がりますが、耐久性も非常に高く、一度買えば数十年単位で愛用できる「一生モノ」です。

「安物買いの銭失いはしたくない。最初から『正解』を手に入れたい」という方は、ぜひこちらを検討してみてください。

【本命】Nikon モナーク M7 8×42

出典:イーベストPC・家電館|楽天市場

👉️バードウォッチング界の覇者。一生使える相棒

自然観察をする人でこれを知らない人はいない、というくらい有名な機種です。

アスコットのような「王道モデル」の弱点だった「重さ」と「色の滲み」を、高い技術で両方とも解決してしまいました。

実視界8.3°という驚異的な広さを持ちながら、重さは670gと軽量。

星空観察はもちろん、旅行、ライブ、野鳥観察まで、これ1台あれば人生のあらゆるシーンで最高の景色が見られます。

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【対抗】Kowa BDII 42-8XD

出典:カメラのミツバ|楽天市場

👉️圧倒的な透明感!没入感と軽さの両立

NikonのモナークM7と互角に渡り合えるのが、このKowaです。

特筆すべきは、Kowa自慢の「XDレンズ」による視界のクッキリ感。そして640gという、モナークM7よりもさらに30g軽いボディです。

こちらも実視界8.2°とトップクラスに広く、覗いた瞬間に星空の中に自分が飛び込んだような没入感が味わえます。

また、最短1.8mまでピントが合うので、足元の花や美術館での鑑賞にも使える万能さが魅力です。

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【比較まとめ】今回ご紹介したおすすめ双眼鏡一覧

ここまでご紹介した機種のスペックを一覧表にまとめました。

「軽さ」をとるか、「明るさ」をとるか、最後のおさらいとしてご活用ください。

※表は横にスクロールできます。

部門 / 機種名倍率× 口径重さ明るさ
(ひとみ径)
実視界おすすめタイプ
①軽量・初心者
Kowa YFII 30-6
6倍 × 30mm470g5.0mm
(標準)
8.0°失敗したくない
最初の1台
①軽量・初心者
Vixen アトレックII
HR8×32WP
8倍 × 32mm390g4.0mm
(やや暗い)
7.5°旅行・ライブ兼用
携帯性No.1
②王道・本格
Vixen アスコットZR
7×50WP
7倍 × 50mm1,015g
(重い)
7.1mm
(最高)
6.4°天体観測の
教科書的モデル
②王道・本格
Nikon アクションEX
7×50 CF
7倍 × 50mm1,000g
(重い)
7.1mm
(最高)
6.4°堅牢性重視
タフな相棒
③コスパ・入門
Kenko ミラージュ
7×50
7倍 × 50mm790g7.1mm
(最高)
6.8°とにかく安く
明るく見たい
③コスパ・入門
PENTAX Jupiter
8×40
8倍 × 40mm735g5.0mm
(標準)
8.2°50mmはデカい…
という方へ
本格派・一生モノ
Nikon モナーク M7
8×42
8倍 × 42mm670g5.3mm
(明るい)
8.3°色滲みなし
一生使える本物
本格派・一生モノ
Kowa BDII 42-8XD
8倍 × 42mm640g5.3mm
(明るい)
8.2°星空への没入感
視界の抜けが良い

まとめ:双眼鏡で天体観測を始めてみよう!

双眼鏡は、天体望遠鏡のような複雑な準備や難しい操作を必要とせず、ケースから取り出すだけですぐに宇宙と繋がれる素晴らしいツールです。

土星の輪がくっきりとは見えなくても、数え切れないほどの星々や、月の圧倒的な立体感、すばるの輝きは、きっとあなたの夜の楽しみを大きく広げてくれるはずです。

まずは、ご自身の予算や体力に合わせて、「これなら気軽に持ち出しやすそうだな」と思う1台を選んでみてください。

そして晴れた夜、まずは月や明るい星に向けてみましょう。

肉眼では気づかなかった星空の奥深さに、きっと感動すると思います。

あなたにあったお気に入りの1台が見つかりますように。