双眼鏡を使いたいけれど、メガネをかけたままだと見にくいのでは?と悩んでいませんか。
特にライブやコンサートなどで必要になったものの、メガネを外す方が良いのか、それとも使い方にコツがあるのか、知恵袋などで情報を探している方も多いでしょう。
実は、双眼鏡をメガネをかけたまま快適に使う使い方には重要なポイントがあります。
それはアイレリーフと呼ばれるスペックです。
一般的にアイレリーフが15mm以上あるメガネ対応の機種を選ぶことが推奨されます。
しかし、機種を選ぶだけでなく、正しい調整をしないと、両目で見れないといったトラブルも起こりがちです。
この記事では、メガネユーザーの方が快適に双眼鏡を使うための基本的な知識から、用途に合った選び方やおすすめのモデルまで詳しく解説します。
【双眼鏡】メガネをかけたままの使い方|基礎知識
- なぜ見にくい?アイレリーフとは
- メガネ対応の目安は15mm以上
- メガネ対応の見口(アイカップ)調整法
- 両目で見れない・ピントが合わないを防ぐ調整ステップ
なぜ見にくい?「アイレリーフ」とは

メガネをかけたまま双眼鏡をのぞくと、「視野が狭くなる」「レンズの周りに黒い影(ケラレ)が見える」といった経験はありませんか。
この見えにくさの主な原因は、目と接眼レンズの距離が遠くなってしまうためです。
双眼鏡には「アイレリーフ」という重要なスペックがあります。
これは、双眼鏡の視野全体がケラレなくはっきりと見える、接眼レンズから目までの適切な距離(アイポイント)を示す数値です。
メガネをかけていると、当然ながらメガネのレンズの厚みの分だけ、目を接眼レンズに近づけることができません。
もし、使用する双眼鏡のアイレリーフが短い(例: 10mm程度)場合、目が適切なアイポイントよりも後ろに離れすぎてしまい、結果として視野が極端に狭く感じられてしまうのです。
メガネ対応の目安は”15mm以上”

それでは、メガネユーザーはどれくらいのアイレリーフを目安にすればよいのでしょうか。
結論から言うと、メガネをかけたまま快適に使用するためには、アイレリーフが15mm以上あるモデルを選ぶことが強く推奨されます。
15mm以上の十分な長さがあれば、メガネのレンズ越しでも目が適切なアイポイントに収まりやすくなり、視野全体を快適に見渡すことが可能になります。
こうしたモデルは、メーカーによって「ロングアイレリーフ」や「ハイアイポイント」と表記されていることが多いです。
ただし、15mm未満の機種が絶対に使えないわけではありません。
しかし、お持ちのメガネの形状やレンズの厚み、顔の骨格などによっては、視野の周辺部が欠けて見えにくくなる可能性が高くなります。
特に長時間の観察が想定されるコンサートやスポーツ観戦では、目が疲れにくくなるという点でも、15mm以上を目安に選ぶと安心です。
メガネ対応の見口(アイカップ)調整法
アイレリーフが15mm以上の双眼鏡を選んでも、そのままのぞいてはいけません。
メガネをかけて双眼鏡を使用する際は、必ず「見口(みくち)」、または「アイカップ」と呼ばれるパーツを調整する必要があります。
見口は、裸眼の人がのぞいた時に、目が適切なアイポイントからずれすぎないように(近づきすぎないように)支える役割を持っています。
メガネをかける場合は、メガネのレンズがその「距離を保つ」役割を担うため、見口(アイカップ)は最も低い状態に収納しなければなりません。
見口のタイプは、主に以下の2種類があります。
ツイストアップ(回転)式

現在の主流タイプです。メガネ使用時は、見口を反時計回りに回して、一番低い(縮めた)状態にして使用します。逆に裸眼の方は、時計回りに回して伸ばした状態で使用します。
ゴム(折り返し)式

ゴム製の見口を外側に折り返して使用します。
裸眼の場合は、ゴムを折り返さずにそのままのぞき込みます。
この調整を忘れると、せっかくのロングアイレリーフモデルでも視野が狭く見えてしまうため、使用前に必ず確認する習慣をつけましょう。
両目で見れない・ピントが合わないを防ぐ調整ステップ

メガネのまま双眼鏡を快適に使うには、ご自身の目に合わせた2段階の調整が必要です。
この作業を怠ると「両目で見れない(視野が2つに割れる)」、「ピントが合わない」といったトラブルの原因になります。
ステップ1:眼幅調整(視野を1つにする)
まず、のぞいた時に視野が左右2つの円に分かれてしまうのを防ぐため、「眼幅(がんぷく)」を合わせます。
眼幅とは、左右の黒目の中心間の距離のことです。
調整は簡単です。
双眼鏡を両目でのぞきながら、本体中央の結合部で左右の筒を折り曲げたり広げたりします。
2つの円が完全に重なり、1つのきれいな円に見える位置で止めれば完了です。
ステップ2:視度調整(ピントを合わせる)
次に、左右の視力差を補正し、ピントを鮮明にする「視度調整」を行います。
メガネで視力は補正されていますが、微妙な左右差をここで微調整します。
ここでは一般的な調整方法を簡潔に解説します。(※機種により視度調整リングの位置は異なります)
- まず、遠くの目標物を決めます。右目(視度調整リングがある側)を閉じ、左目だけでのぞき、中央の「ピント合わせリング」で目標物にピントを合わせます。
- 次に、左目を閉じ、右目だけでのぞきます。今度は中央のリングは動かさず、「視度調整リング」だけを回して、同じ目標物にピントを合わせます。
- 両目を開け、目標物がシャープに見えれば完了です。
この設定は一度行えば、ご自身専用の設定として記憶されます。
この「眼幅調整」や「ピント調整」の詳しい手順について、動画付きの解説を見たい場合は、こちらの記事で詳細に解説していますのでぜひご覧ください。
>>【さらに詳しく】双眼鏡が両目で見れない!片目になる原因と解決法
【双眼鏡】メガネをかけたまま使う|知っておきたい知識や選び方

- 知恵袋でよくある選び方の疑問
- そもそもメガネを外すことはできる?
- メガネの人必見!ライブやコンサートでの選び方
- 【目的別】アイレリーフ対応のおすすめ機種
知恵袋でよくある選び方の疑問
インターネット上のQ&Aサイト(知恵袋など)では、メガネと双眼鏡に関する多くの疑問が寄せられています。その代表的な疑問にお答えします。
Q. メガネの上からだとレンズに傷がつきませんか?
A. 見口(アイカップ)はゴム製や柔らかい樹脂製がほとんどです。
メガネ使用時は見口を下げた(折り返した)状態で使用しますが、この時、メガネのレンズを接眼レンズに強く押し当てなければ、傷がつく心配はほとんどありません。見口がクッションの役割を果たします。
Q. アイレリーフが15mm以上あれば絶対に大丈夫ですか?
A. 15mm以上は「快適に使える可能性が非常に高い」という目安であり、100%を保証するものではありません。
お使いのメガネのフレームが極端に大きい場合や、レンズのカーブが特殊な場合などは、見え方が異なる可能性もあります。
可能であれば、購入前に店頭でご自身のメガネと合わせて試してみるのが最も確実です。
Q. まつ毛がレンズに当たってしまいます…
A. これはメガネユーザーだけでなく、裸眼でもまつ毛が長い方や、まつ毛エクステをされている方にも共通の悩みです。
この場合も、ロングアイレリーフ(15mm以上)の機種が解決策となります。
レンズと目の間に適切な距離を保つことができるため、まつ毛がレンズに触れにくくなります。
そもそもメガネを外すことはできる?
双眼鏡を見る時に「そもそもメガネは外せるの?」と疑問に思ったことはありませんか。
メガネを外すと何も見えなくなるのでは?と心配になりますが、双眼鏡には視力補正の仕組み(視度調整)があるため、メガネを外して使用することも可能です。
メガネを外すことによる最大のメリットは、アイレリーフの制約から解放されることです。
目を接眼レンズに直接近づけることができるため、見口(アイカップ)を伸ばした状態(裸眼モード)で使えば、アイレリーフが15mm未満のコンパクトな機種でも、視野全体を快適に見渡せる可能性が高まります。
ただし、外すことでデメリットもあります。
強度の近視や乱視がある方の場合、双眼鏡の視度調整機能の補正範囲を超えてしまい、どれだけリングを回してもピントが完全に合わないことがあります。
どちらが見やすいかは個人の視力によりますが、乱視が強い方などは、基本的にメガネをかけたまま使用する方が、シャープで快適な視界を得られる場合が多いです。
メガネの人必見!ライブやコンサートでの選び方

ライブやコンサートでメガネをかけて使用する場合、アイレリーフ15mm以上は必須条件です。
その上で、会場の環境に合わせた「倍率」と「明るさ」を選ぶことが重要になります。
メガネユーザー向けの選び方のポイントを表にまとめます。
| 会場・シーン | 推奨倍率 | 選び方のポイント(メガネ対応前提) |
|---|---|---|
| ドーム・スタジアム (スタンド席) | 8倍~12倍 | 会場が非常に広く距離があるため、高めの倍率が必要です。ただし、10倍を超えると手ブレが目立ちます。防振双眼鏡もアイレリーフが長い機種(例: ビクセン アテラ H12×30は17.5mm)があり、メガネユーザーに最適です。 |
| アリーナ会場 (スタンド・後方) | 8倍~10倍 | ドームほどではありませんが、8倍から10倍あると表情まで追いやすくなります。アイレリーフと明るさのバランスが良い機種を選びましょう。 |
| 劇場・ライブハウス (近・中距離) | 6倍~8倍 | 近距離で高倍率を使うと、逆に視野が狭すぎて対象(推し)を見失いがちです。倍率を抑えることで視野が広くなり、快適に鑑賞できます。 |
| 暗い舞台・演出時 | 6倍~10倍 | 暗い場所では「明るさ」が最重要です。対物レンズ有効径が大きい(例: 30mmや42mm)モデルは、光を多く集められるため明るく見えます。 |
また、野外コンサートやフェスの場合は、急な天候の変化に備えて防水タイプの双眼鏡を選ぶと、レンズ内部が曇りにくく安心です。
【目的別】アイレリーフ対応のおすすめ機種

ここからは、メガネユーザーの必須条件である「アイレリーフ15mm以上」を満たし、快適に使用できる双眼鏡を、代表的な用途別・予算別に分けて紹介します。
ご自身の目的に最も近いものを選んでみてください。
【ライブ・コンサート向け】

ドームやアリーナなど、屋内での使用がメインとなるため、「軽量コンパクト」であること、そして暗いシーンでも見やすい「明るさ」を両立したモデルがおすすめです。もちろん、すべてアイレリーフ15mm以上です。
Vixen(ビクセン) コールマン H8×25

👉まずは試したい!エントリーモデル
アウトドアブランド「コールマン」とのコラボレーションモデルです。
1万円前後という価格ながら、メガネ対応の必須条件であるアイレリーフ15.0mmを確保しています。
重さも300gと軽量で、ライブやコンサートで長時間首から下げても疲れにくいのが特徴です。
レンズにはマルチコーティングが施され、この価格帯としてはクリアな視界を実現します。
「まずはメガネ対応の双眼鏡を試したい」という方に最適なエントリーモデルです。
Vixen(ビクセン) アトレックII HR8×32WP

👉明るさ・見やすさ重視!高コスパモデル
「エントリーモデルでは暗さが心配」という方におすすめなのが、この高コスパモデルです。
価格は上がりますが、その価値は「明るさ」にあります。
対物レンズ有効径が32mmと大きく、明るさは16(コールマンの9.6から大幅アップ)を実現。
さらに、高級機に採用されるBaK4プリズムや、光の損失を極限まで抑えるPFMマルチコートを搭載し、暗いドーム内でもアーティストの表情を明るく捉えます。
防水設計なので、野外フェスでも安心です。
Vixen(ビクセン) ATERA II H12×30

👉手ブレを完全攻略!防振双眼鏡モデル
ドームやスタジアムの後方席からでも、アイドルの表情を鮮明に見たい方には、防振双眼鏡が最終的な答えとなります。
このモデルは12倍という高倍率ながら、強力な手ブレ補正機構で視界をピタッと静止させます。
特筆すべきは、アイレリーフが17.5mmと非常に長く、メガネユーザーにとってこれ以上ない快適さです。
防振モデルとしては422gと軽量タイプで、単四電池2本で約30時間動作するスタミナも、ライブ用途に最適化されています。
以下の記事で、このモデルの詳細を解説していますので、気になる方はぜひこちらもご覧ください。
>>【さらに詳しく】ビクセン防振双眼鏡|12倍の口コミは?失敗しない選び方を徹底解説
【スポーツ観戦・アウトドア向け】

スタジアムでのスポーツ観戦や、キャンプ、バードウォッチングなど、屋外での使用がメインの方におすすめの双眼鏡を選びました。
「アイレリーフ15mm以上」に加え、急な雨や夜露にも対応できる「防水性能」と、動きの速い被写体を捉える「視野の広さ」が重要になります。
Nikon(ニコン) PROSTAFF P7 8×30

👉機能充実!オールラウンドモデル
2万円以下ながら、機能が非常に充実したニコンの定番モデルです。
アイレリーフ15.4mmを確保し、見掛視界62.6°という広視界タイプなのが最大の特徴。
動きの速いスポーツ選手のプレーや、野鳥を視野に入れやすく、快適に追い続けられます。
窒素ガス充填の防水・防曇構造はもちろん、レンズには水や指紋が付きにくい撥水・撥油コーティングまで施されており、まさに屋外用のタフな一台です。
Vixen(ビクセン) SW8×25WP

👉超広視界と軽さを両立!機動力モデル
PROSTAFF P7をさらに上回る圧倒的な広視界(見掛視界66.7°)が魅力のモデルです。
アイレリーフも18.3mmと極めて長く、メガネをかけたままのぞいた時の開放感が違います。
ポロプリズムとミラーを組み合わせた独自の光学系により、超広角ながら333gという軽量・コンパクトさも実現。
防水仕様で、機動力を重視するアクティブなシーンに最適です。
Kenko(ケンコー) VCスマート 10×30 Cellarto WP

👉防水&防振!最強のアウトドアモデル
「アウトドアでも防振を使いたい」というニーズに応えるのがこのモデルです。
ライブ向けのATERA II(非防水)とは異なり、こちらは完全防水設計。
10倍という高倍率で、遠くの野鳥や選手の表情を手ブレなく、雨天でも安心して観察できます。
双眼鏡が揺れを自動検知して防振モードを切り替える機能も搭載しており、まさに全天候型・最強のアウトドア双眼鏡です。
【観劇向け】

劇場での観劇には、近~中距離で演者の表情や舞台全体を見るため、「低~中倍率」が適しています。
高倍率すぎると手ブレや視野の狭さで逆に見づらくなります。
ここでは席の距離に合わせて、最適な3モデルを紹介します。
ヒノデ 5x21-A6

👉「5倍」が最適!前方席・小型劇場向け
「5倍で良い」のではなく「5倍が良い」というコンセプトの、観劇に最適なモデルです。
倍率を抑えることで、明るさ17.6、アイレリーフ17.5mm、重さ239gという、メガネユーザーや女性にとって理想的なスペックを実現しています。
手ブレの影響をほとんど感じさせず、視野も広いため、舞台全体の動きと演者の表情を快適に楽しめます。
前方~中ほどの席に最適です。
Vixen(ビクセン) アトレックII HR8×32WP

👉中~後方席にも対応!万能バランスモデル
前述の通り、ライブ・コンサート向けでも紹介しましたが、このモデルは「中~後方の席」からの観劇にも最適です。
5倍では少し物足りない距離でも、8倍の倍率と明るさ16、そしてPFMマルチコートによる鮮明な視界で、演者の細かな表情までしっかり捉えることができます。
アイレリーフ15mmも確保しており、まさに万能な一台です。
Vixen(ビクセン) ATERA II H12×30

👉2階・3階席でも表情を逃さない!防振モデル
こちらもライブ用と重複しますが、大劇場の2階席や3階席からでも「推し」の表情だけをアップで固定したい、という熱心なファンの方には防振が最強の選択肢です。
12倍の高倍率でも手ブレはゼロ。
アイレリーフ17.5mmという快適な視界で、まるで最前列にいるかのような鑑賞体験を提供します。
>>【さらに詳しく】ビクセン防振双眼鏡|12倍の口コミは?失敗しない選び方を徹底解説
【美術鑑賞向け】

美術館や博物館では、遠くを見る性能よりも、「近距離でもピントが合う」性能が求められます。
ここでは、メガネ対応(アイレリーフ15mm以上)でありながら、ガラスケースの向こう側や、足元の草花まで観察できる、特殊なモデルを紹介します。
Vixen(ビクセン)at4 M4x18

👉【4倍】超軽量&立体視!高コスパモデル
美術館鑑賞の決定版ともいえるモデルです。
アイレリーフ18mm、重さわずか145gとメガネユーザーに優しく、明るさも20.3と非常に明るいです。
最大の特徴は、最短55cmまでピントが合うこと。
単眼鏡では得られない「立体感」で美術品の細部を鑑賞できます。
この性能で1万円以下という価格も大きな魅力です。
PENTAX(ペンタックス) Papilio II 6.5×21

👉実績十分!ロングセラーモデル
「4倍では物足りない」という方には、こちらの6.5倍モデルがおすすめです。
アイレリーフ15mmを確保しつつ、前述のVixen at4を上回る最短50cmでのマクロ観察が可能。
「蝶の羽の模様まで見たい」というコンセプトで開発された高性能機で、美術鑑賞から昆虫・草花観察まで幅広く活躍するロングセラーモデルです。
後述する新モデル(III)が登場したことで、実績あるこのモデルをリーズナブルに手に入れたい方にとっては今が狙い目とも言えます。
PENTAX(ペンタックス) Papilio III 6.5×21 WR

👉防滴&最新コート!本格鑑賞モデル
Papilio IIの基本性能(6.5倍、最短50cm、アイレリーフ15mm)はそのままに、大幅なアップグレードを遂げた最新モデルです。
Papilio IIとの価格差は約6,000円ですが、その価値は2つの新機能にあります。
一つは、美術館のスポットライト下でもゴースト(光の反射)を強力に抑える「HDコーティング」によるクリアな視界。
もう一つは、屋外での植物観察やスケッチでも安心な「防滴仕様」の追加です。
美術鑑賞だけでなく、屋外でも積極的に使いたい方には、こちらの最新モデルを強くおすすめします。
【双眼鏡】メガネをかけたままでの使い方|総括
最後に、この記事の要点をリストでまとめます。メガネをかけたまま双眼鏡を快適に使うための参考にしてください。
- メガネのまま見にくい原因は「アイレリーフ」にある
- メガネ対応の目安はアイレリーフ15mm以上
- 15mm以上の機種は「ロングアイレリーフ」や「ハイアイポイント」と呼ばれる
- 使用時は必ず「見口(アイカップ)」を一番低い(縮めた)状態にする
- ツイストアップ式は見口を回して縮め、ゴム式は見口を外側に折り返す
- 快適に使うには2段階の調整(眼幅調整と視度調整)が必須
- ステップ1は「眼幅調整」で、視野を1つの円に合わせる
- ステップ2は「視度調整」で、左右の視力差(ピント)を合わせる
- この調整で「両目で見れない」「ピントが合わない」トラブルは防げる
- メガネを外しても使えるが、強度の近視や乱視の方はかけたままがおすすめ
- まつ毛がレンズに当たる悩みもロングアイレリーフが解決する
- おすすめ機種はアイレリーフ15mm以上を前提に「目的別」に選ぶ
- ライブ・コンサートは軽量・明るさ・倍率のバランスで選ぶ
- スポーツ観戦・アウトドアは防水性能と広い視野を重視する
- 観劇は5倍~8倍程度の低~中倍率が使いやすい
- 美術鑑賞は最短合焦距離が短い(50cm程度)モデルを選ぶ


